2011年10月6日木曜日

神戸商工会議所 ②

 商工会議所と言うのは「商工会議所法」と言う法律に基づいて作られた法人。我国の産業関係団体では一番古い由緒ある組織だ。全国団体の日本商工会議所、各大都市にも同様の組織があり、中小都市には商工会の名称で組織されている。

 商工業者なら会費(1口月1万~2万円位・何口でも可)を納めれば会員になれる。
会員になると会議所の各種サービスが受けられる。経営指導や経理指導、国からの金融の窓口にもなっている。運営は専任の事務局があり、会員相互の選挙で選ばれる議員が民主的な運営をされている。トップである会頭も選挙で選ばれことになっているが、立候補調整が行われるので実際の選挙は行われないのが通常のようだ。
(また、この選挙が非常にオモシロイものなので後述します。)

 しかし会頭になってもたいしたメリットはない。
勿論、無給だし、専属スタッフも自社から手弁当で連れとこないといけない。逆に何かあると担ぎ出される立場なので結構忙しい。県知事・市長・会頭と言う3名がセットでセレモニーには出席する。だから、現職の社長クラスでは勤まらない。一線を退いた会長クラスでその企業がバックアップする人っでないと勤まらないものだ。寄付金もイの一番にしないといけないので、資金力もいる。
産業界の各種団体、経団連を始め、同友会、経営者協会etc.みんな同じようだ。

 なのに、何故か、誰が言い出したのか? 社長が会頭職を目指していると言う。
これも本人から直接聞いたわけでもないのだが、いつからか既成の事実として社内・外に流布されている。
その為か、この神戸本店室と言う組織が出来て、常務をトップにスタッフ10名位が常駐していた。表向きは社長の出身地(生誕地ではないが)である神戸に恩返しする為と言うことになっている。

ひょっとしたら、もし社長が会頭になっていたら、常務が会議所の専務理事にそのスタッフで私が会議所入りしていたかもしれない。
人生、何がドコでドノように転がるか判らない?

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