2011年10月7日金曜日

担当業務

 民間渉外担当たる私のルーティン業務は主催団体の事務局業務や各種加入団体のメンバーとしての対応があった。
社長が会長を務める神戸日米協会、社長を校長とする通称「中内学校」中内社長を囲む会その他諸々の団体の会合等に参加すること。

 神戸の地元企業は2代目さんが青年会議所に」参加している。当初、私が着任した時この神戸JC(ジュニアチェンバー)にメンバーとして参加させる方針だったらしいが、年齢的に40歳までが加入制限なので不可となった。しかし、現役JCのメンバーをフォローすることは重要な業務だったので担当した。
因みに同じ小売業の大丸・そごうはメンバーを加入させて情報収集させていた。
大手の神戸4社以外は殆どこのJCが根っ子、JCを抑えないと民間の渉外業務は出来ないと言いても良い位だ。
既に、JCの流れをくむ神戸日米協会では会長に祭り上げられていたし、中内学校も9割方JC出身者・JC理事長経験者も多くいた。勿論、地元神戸の企業若手の集まり、自動的に神戸商工会議所のメンバーでもあった。
大きな声では言えないが、地元中堅の2代目さん、金使いも荒く、ハデだったので実際ついていくのがシンドかったが!


 神戸本店の業務は上記のようにダイエーの仕事とは全く関係もないし、関連もしていない。一からの出発だった。
そこへもう一つエライ仕事を命じられた。財団法人「中内育英会」の事務局もしろと言う。 

これは社長が個人的に作った育英財団、持ち株を寄付して商業関係の大学生に奨学金を支給したり、その他文化活動をしたりしているもので、社内的にはあまり知られていない。

社内には同じような名前の「遺児育英基金」がある、志望した社員の子供への奨学金支給を人事がやっている。同僚も間違って「オレが死んだら頼む」とよく言われたものだが、全く違った組織。

 財団法人の運営なんて全く知らない。
以前は専門知識を持った社外の担当者がいたらしいが、軌道に乗ったこともあり、社員に兼任させようと言うもの。神戸へ行った途端、財団へ出向の辞令が出て事務長を兼任させられた。給与は財団から出るが、それだけでは不足なので不足分をダイエーから補てんと言う形、名刺も2枚もって仕事をした。
 そのバランスが非常に難しい。財団には常務理事たるダイエーの役員が東京にいて彼の指示に従う。本店には室長たる常務がいて彼の部下でもある。結果的には双方の指示は受けず自分でコントロールして決済のみ受けていたように思う。

こうして、神戸での新しい仕事が始まった。

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