2011年9月5日月曜日

新入社員教育担当-2

 勿論、メインの仕事は定期入社の高卒・大卒者の受け入れ教育。
当時のダイエーは年間出店20~25店と言う破竹の勢い。
1店あたり社員は100名位いるので毎年の採用数は高卒2000~3000名、大卒はオイルショック後やや減って200名前後、それでも多い。

彼らを人事部が採用し教育部が受け入れ教育をする。
最大の目標は内定後の落ちこぼれを無くすこと。その為内定後のコンタクトが大切になる。大卒の場合、毎月1回、教育名目で資料を送る。それを先輩1名と手分けしてやった。2年目からは一人でやった。今から考えると背筋がゾッとする。内容と物量には半端なものではなかった。

夏ごろ、入社内定、通信教育、入社式、入社合宿教育、フォローアップの教育(2回)・・・。それが終わればもう秋、次の採用が進んでいる。
入社式も気を使う儀式だ。
新入社員にとっては一生に一度の晴れの舞台。こちらは全役員出席だから気を使いっぱなし。 よくやったと思う。
自慢たらしくなるが、それを殆ど一人でする。企画して、会場手配やら事務作業。式のシナリオ作り、新入社員の輸送計画、予算管理。それを大阪と東京・福岡と三会場でする。条件は三会場とも同じであること。会場が違うのに同じようにするのは無理があるが、極力同様にする。一番困ったのは各地域の本部にも人事部があり、どうしても独自性を出したがる。そこを頼みこんで共通にさせる。何せ昼の弁当の中身まで一緒でないといけないのだから。ビデオやPCのない時代、写真と録音テープで対応した。
これを入社4年目の若造に任している、任されている。スゴイ会社だ。当時のダイエーにはそんなバイタリティーがあった。

オモシロイと言えばオモロイ仕事だった。
そんな中、入社前の内定者を連れてアメリカ研修へ行けと言う。アメリカなんて行ったことないし、英語も出来ないのに。(続く)

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