2011年9月14日水曜日

J.C.Pennyの実験。

 着任した西宮店は実験店、アメリカのJ.C.Pennnyの店舗運営の実用化実験。
だから人事経験者が店の次長として異動したらしい。本部スタッフとの調整役もきたいされていたらしい。
Pointは
①単品管理(コンピュータ全盛の今となっては手作業での単品管理なんてと        思うが当時は画期的)
②作業の縦割りから横割りへ(業務別組織化)
③パート比率の向上。
私のメイン業務は勿論パート比率を40%から60%まで引上げる実験。(今では60%は当たり前だが)実際は採用試験ばかりしていた。応募者にとっては今までのスーパー勤務より難しいことを言うから離職率が高かった。だからその穴埋めに奔走した。バカみたいだ。

結論から言うと実験は失敗した。

理由は西宮店が予想以上に売れたこと、そしてやはりダイエーの体質的なこと、簡単にいうと男性的なイケイケどんどんな会社に細かい数字による管理は向かない。社員が店長以下馴染まないのだ。

通常業務(営業)と実験の両立は難しいということだけを学んだ。

実験は自然消滅、私も人事担当から営業(食品)担当の次長へと横滑り、食品全般の責任者になった。これは面白い仕事だった。一般食品しか知らなかったので肉、魚、野菜果物の生鮮三品について勉強出来た。
「疑わしきは売るな!」を衛生管理の基本方針とした。これは正解だった。パートさんが売場でこの商品は(?)と思った商品は下げて廃棄と言うのだが、少しでもオカシイ商品は直ぐ廃棄に回るので売場主任は大変、自らが衛生管理をするようになった。意識が非常に改善された。
イベントも面白かった。季節季節の企画や行事に合わせて売場を作る。花見に始まり土曜の丑、キャンプ・バーベキュウ、運動会、クリスマスetc.
この間も忙しくて家庭を顧みなかったように思う。
長男は生まれたが。可愛がるヒマもなかった。

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