2011年7月20日水曜日

特定疾病

「特定疾病」についてあまり知られていませんが、又、口外して良いものかどうか少しは躊躇しますが悪いことしている訳でもないので、書いてみようと思う。真意は皆さんへの感謝です。
今、慢性腎不全を病み人工血液透析を受けています。
知らなかったのですが、透析患者は身体障害者なのです。よくよく考えると身体の中の臓器が一つないのだから障害者なのか? 外見的には健常者と変わらないのが問題になる時もある。
障害者であると同時に慢性腎不全患者は国から「特定疾病」に指定されており、医療について非常な保護を受けている。
なんと医療費が殆どタダなんです。 特定疾病に指定されると医療費はいくらかかっても月額1万円(残額は健保負担)で良くなります。さらにその1万円を都道府県が殆ど負担してくれるので実質患者負担はゼロに近くなります。(都道府県別に負担額は異なる)
透析患者には非常に助かる制度です。何故なら透析は決まった日に受けないと死にいたる可能性のある病気だからです。
でも、心苦しいのはその金額です。透析には1回あたり3万円もかかります。しかも週3回受けなければならないので(月13回位)その金額は月40万円(薬代含む)にもなります。年額になおすとなんと500万円にもなります。
透析患者1人で健康保険から年に500万円も負担してもらっている。これはかなりのお金持ちでも自己負担出来ない金額です。患者にとってはありがたい限りです。(但し、その意識を持っている人は少ない???)
国(健保)の負担総額は計算するとビックリするような金額になります。何故なら透析患者は約30万人もいるからです。500万円×30万人=?兆円
透析患者にはありがたい話ですが、国(健保)の負担があまりにも大きいのには??? しかも、透析は患者が死ぬまでしなければならないし、慢性腎不全患者は年々増え続けているというから驚くべき負担です。
健保が赤字だから来年から半額負担とか言われると困るというより死んじゃいます。何か良いてだてはないものでしょうか?
取りあえずは「感謝・感謝」で透析をうけています。

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