2011年8月2日火曜日

ママの命日   

Blogを生い立ちから時系列に書いているが、Blogの趣旨が息子達への伝言だから仕方がない。
でも、たまには現実に戻ろうと思う。

昨日、8月1日は優子さんの命日。
まる4年、四年祭。神棚にお供えをして仏壇にはお膳とママの好物等をお供えし息子と二人でお祭りした。

4年前の今日も暑くなりそうな夏の朝だった。
医師は「気をつけて下さい」とは言っていたが、そんなに早く死ぬとは全く考えていなかった。前夜もママが「もう寝たら?」「そうやな、もう寝るわ」と言って部屋をでた。奇しくもこれが最後の会話になった。いつものように彼女の部屋のソファーで横になっている間にウトウト仕掛けていた時のこと。
次の朝、6時いつものように「おはよう」と声をかけたら返事がなかった。
静かに一人で逝ってしまった。
寝顔と同じ優しい顔、寝るように静かに逝ったことがわかる。

前年の3月、医師から余後3カ月と言われて1年半、二人での遊病生活は楽しかった。このままずっと続いて欲しかったし、続くと思っていた。
実際、色々な制度をフル活用したお蔭で楽に楽しく過ごせた。
◎在宅療養・治療拒否。
ペインクリニック(痛み緩和の専門医)による在宅ケア、毎朝夕看護師     さんの巡回と週1回は医師の診断。何かあれば30分以内に対応。
◎介護保険によるケア。
介護器具の貸与・・・全自動ベッド、車いす、その他こまごましたもの
介護師のケア・・・身の回りの世話・リハビリ・入浴・美容・歯医者さんまでやってきた。家族がすることは食事の準備だけと言っても良い位に充実していた。費用も月数万円と保険さまさま。
数日後、彼女が書いた「遺書」めいた便箋を見つけた。
最初から最後まで「ありがとう」「ありがとう」の連続。この書き残しがなかったら彼女の死にもっと落ち込み悩んでいただろうが、このことで心が和んだ。
ママは今、天国にいます。住み心地が良いのか、夢にもあまり出てきません。ママありがとう。

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