2011年8月29日月曜日

オイルショック。

 昭和48年だったか、いわゆるオイルショックがあった。
千里のピーコックのトイレットペーパーに始まった商品の買いだめ傾向はアッと言う間に各スーパーに飛び火、色々な商品に拡大。最終的には何でも買い占めると言う状態になってしまった。

池田店でも食品を中心に大変キビシイ状況が続いた。
砂糖がまず最初に買いだめされた。商品はあるにはあったが、買いだめスピードには追い付かず。品薄状態が続く。次に醤油・食用油と拡がり、常に売場はガタガタ、商品が入荷と同時に売れて行く。ありがたい話だが疲れる。 関西の問屋にも商品がなくなり、地方の問屋やダイエーの店から商品を手配した。注文なんてあったもんじゃない。あるもの何でも持ってきてと言った状態。

最後は業務用大袋なら手配出来ると言うことで大袋を発注。
それを計り売りするのだ。砂糖・小麦粉までは良かったが醤油となるとどうして計り売りするんだ!そして計り売りはロスが大きいので儲けはないに等しい。
なんやかんやで、年末を迎えた。
恒例の社長巡回がある12月30日のこと売場の半分以上はガラガラ。通常なら大目玉をくらうところだが、棚をきれいに清掃し、お詫びPOPをキチンとつけてさらに課員を他課へ応援に行かせ売場には主任たる私だけがいて社長を迎えた。社長も言う言葉がなく「ご苦労さんやな」とのみ。
物量勝負の当時のスーパー、特にこの年はシンドかった。
あれって何やったんやろか?




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