2011年8月17日水曜日

再び人工血液透析について

 以前、人工血液透析について書いたが、思うところがあり違った観点から記してみたい。
 自分自身が障害者認定をうけ人工血液透析を殆ど無料(健保の負担)で受けていることへの複雑な気持ちからだ。

 先月の医療費(全経費)のハガキが健保から届いた。毎月同じだが見てみる。やはり同じ、治療費38万円、薬代4万円の計42万円/月。到底、個人では負担出来ない金額。因みに個人負担は月2400円のみ。年額だと504万円!


 因みに全国で透析患者は30万人いると言われている。(更に増え続けているとか。)かけ算するのも恐ろしいが、掛け合わせると1兆5千億円。それだけのお金を透析患者が使っている。なんと言う高額!ビックリを通り越す数字。

支払う立場にあった元気な時代、「健康保険、高いなぁ」とは思っていたが、給付を受ける身になってこれほど有難いものはない。国民の皆さんに感謝・感謝だ。
一人の命は地球より重いのかもしれないが、国にも健保にもお金はない。申し訳なく思う。 

でも、透析患者やその家族でこの厳しい現実を知らない人もいるし、当然と思っている人もいる。国が面倒みるのは当然だと口外する人もいる。

感謝できない人が可哀そうだとも思う。
皆さんによって生かされている自分になにが出来るか?
ただ生きているだけでは申し訳ない。 生きているうちに何が出来るだろうか?
いくら書いても解決しない問題ではあるが、書かずにはいられなかった。



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