2011年12月1日木曜日

神戸ルミナリエ

今年も神戸でルミナリエが始まった。
震災の年から数えて17回にもなる。当初はここまで続くとは思っていなかった。
このルミナリエは神戸市が開催しているように思われているが(今は神戸市が主催者)実はある神戸の財界の大物の発案。
彼は一人で開催を説いてまわり約数億円かかる費用を寄付金を集めて開催にこぎつけた。それには神戸商工会議所を巻き込んだ全く民間主導のものだった。経済効果は期待できるものの最初はみんな疑心暗鬼。最初は4~500万人もの来場者があるビッグイベントになるとは思わなかった。交通関係のJR・阪急・阪神等のみが収入増が期待でき、多大な寄付をしていた。当然、当社にも寄付依頼があり、他社の動きも調べて動いてはみたが、この寄付に何のメリットもない。社長がOKする可能性は非常に少ない、というより「何でもかんでも持ってくるな!」としかられそうだ。
そんな中、逆にダイエーが動けば他社も仕方がなく動くと言われる次第。

個人的にも何とかしたかったので、禁じ手を使った。

つまり、中内社長が断れない人から頼んでもらうのだ。そこで、その方にそれとなくお願いに、そして上手く二人が会えるようにして頼んでもらった。 即、OK! グループ各社にもお願いしてかなりの額を寄付した。これで他社も出しやすくなり何とか数億円の寄付が集まって開催に至った。

しかし、実施される街は大変。スタート地点の元町の大丸さんなどは、開催待ちのお客さんで売場は混雑するし、またトイレが公衆便所状態、その清掃も大変で多大な迷惑をかけたようだ。 売上増を期待した飲食店もスタート地点の元町周辺はガラガラ、終点地点の三宮周辺だけが賑わったようで、賛否が分かれ翌年には反対運動が起きる。その問題は解決せず今に至っていると思う。


寄付も長くは続かない。

来場者がお賽銭みたいに100円でも入れてくれたらと各地に寄付の箱を用意したがイマイチ。   タダで楽しむな!と言いたい。
最終的には神戸市の外郭団体がルミナリエを受け継いでもうこれはやめられないイベントになった。

確かに止めるには惜しいイベントではある。

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