これは広報の仕事だが、神戸には広報担当が1名なのと我々にとって新聞情報も必要、そこで広報業務の一部を手伝っていた。
単純な新聞の切り抜きを作るだけの仕事だが、担当者任せに出来ない重要な作業なのでシフトを作って一日置きに管理職が担当した。
作業的には毎朝、8時半までに新聞のサマリーを東京の広報へFAXする。9時までには各地の新聞が社長へ届く段取り。
そのためには7時頃には出勤し日経+全国紙+地元紙神戸新聞に目を通し、切り抜きを作る。
この作業は東京・大阪・福岡もやっていた。
当社の発表記事でも各地各紙の扱いがどんなものかの比較にも主要都市の新聞情報は大切と考えられていた。同じ新聞発表でも大阪では1面なのに東京では1面にはのっていないと言ったことはママあった。
流通関係の情報、経済界の情報、それに各地特有の情報は漏らさずピックアップ台紙に張り付けてサマリーを作る。神戸で特に気を使ったのは神戸新聞、地元の情報で神戸にしか載らない記事は多々あるからだ。特に当時神戸新聞とは冷戦状態(当時記事に誤謬があり、広告全面撤退していた)であったので気を使った。
慣れてくると各紙の姿勢がよくわかる。ひどい記事は通信社の記事のまる写しなんてのもある。
こちらが作戦上、ある1紙だけにリークした記事などはその後の各紙の対応も色々あり面白かった。
月曜が大変、何故なら日曜分が追加されるからで月曜は管理職全員で対応した。
当時のダイエーは流通業界のトップだし、中内の動向も注視されていたので広報対応は重要な業務であった。
結果的に新聞情報で知らない記事はなくなり、その後の渉外活動に役にたったことは言うまでもない。
0 件のコメント:
コメントを投稿