当時は今から思うとバブル絶頂期は既に越えていた時期、しかし会社(ダイエー)はまだバンバン! 何にでも手を出していた。
政府がFM放送免許を各府県に1つだけ下ろすことなり、兵庫県内でも各町が手を挙げた。
最後まで残ったのは神戸のグループと姫路のグループ。
県が調整に入ったが双方譲らない。県としては何でも神戸市に作るのもマズイと考えたのか両者折衷案をとった。
つまり本社は姫路におき姫路の顔をたて、放送局は神戸に作るというものだった。 実質、神戸に作る型、ややこしいのは神戸で作った番組を一度姫路に送りそこから電波を出すと言うところ。 技術的には可能かもしれないが、何かとロスが多いのではと危惧した。 名前にも気を使い地名は入れずに「KissFM」とした。
そして、その放送局の実質的経営はと言うと又ややこしいことに。
TVやラジオは放送法という法律があってマスコミの独占支配を排除している。具体的には10%以上の株式取得を禁じている。
そこでこれもややこしい奇策(マル秘なので触れないが)をとり、実質ダイエーが経営する方法をとった。FM会社の主な出資会社はダイエーシンパの会社で固めてしまい、主導権を握ってしまった。これはそれまでの財界活動の勝利だ。つまりは本店の活動成果。
こうして「Kiss FM」が出来た。
オモシロイのはダイエーではKissFMはグループ会社だとしているが、
神戸新聞のパンフレットには神戸新聞グループだと書いてある。双方がグループってどういうことか? 同じことがTV局「SunTV」でも起こっていた。
ダイエーが手をひいた今、その問題は無くなったろうが。
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