2011年11月28日月曜日

U.S.S. ミッドウェー

東京の日米協会、外務省の列記とした外郭団体。
神戸日米協会はその法人会員。

日米協会からは月例の各種会合の案内以外に緊急の案内がある。たいていは米軍がらみの案件。情報が軍事機密なので連絡が直前にならないとできないのだ。

当時、在日米海軍の空母ミッドウェイーが来週、横須賀に入港し米海軍が見学を受け付けるといっているので、申し込んで欲しいとの案内が突然きた。
見学日まで数日しかない。メンバーに連絡して参加を受付ける日には時間がない。でも一度見学してみたかったので、協会役員数人に声をかけた。2人が行くという。こうなれば事務局も同行しなければ、ということにして申し込む。全くのアソビだ。
今日に東京に前泊して、全国から集まった会員約40名と貸切バスで横須賀へ。
横須賀米軍基地、そのゲートから圧倒された。警備兵のデカサ!そして本物のカービン銃と拳銃。ゲートを通過した途端そこはアメリカなのだ。
ミッドウェーはもう旧式、この翌年には退役し代わりに再来年には原子力空母が着任するから見おさめ。
ミッドウェーは通常型空母だが、60000tはある巨艦。
ワクワクして乗船、しかし航空機はゼロ、3000人いる乗組員も殆どが下船し、館内はガラガラ。チョット拍子抜け、それでも300m近くもある飛行甲板はスゴイひろさ、1機だけファントムが展示用にあった。
艦内は一つの町、日常生活に必要な設備は全て整っている。病院・食堂・図書館・体育館etc.次の出向に備えて食料等のつみこみに忙しそうだった。フォークリフトでドサット積み込んでいく。

驚いたのは非番の兵隊、ラフなスタイルで艦内で遊んでいる。隣では何か機器類を真剣な顔をして整備しているのに。
艦橋、艦長席にも座った。艦の端から端まで見渡せる。計器がイヤというほど並んでいる。画面類は全てSONY製。艦長席の計器類がスッキリしていないのは艦が古くなり、装備だけ後付けで追加したからか? 

艦長が強調したのは「横須賀が母港だ」ということ。
母港が海外にあるのはミッドウェーの横須賀だけで、言いたいのは日本と極東の為に駐留しているということ。
だから、士官以上は家族までアメリカから呼んで日本に住んでいるとのこと。 今回の見学会もアメリカとしては日米関係の広報活動なのだ。
ということで、日米協会事務局長のヨロクではあった。

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