2011年11月27日日曜日

中内 功もビックリ!

神戸時代の話。
こんなことまでやった。

神戸の歓楽街と言えば「東門街」、生田神社の東側の一角に飲食店・バー・スナック等が多数集まっている。
その入口にあたるゲート下に今時珍しいサンドイッチマンがいた。広告看板を肩に担いでうろうろ歩きまわって宣伝する人力移動式広告塔。
そしてあるサンドイッチマンが担いでいた看板が問題になった。
また、それを知らなかったのも問題だった。神戸のことは猫が犬を噛んだことも知っていなければならないのに!

「中内 功もビックリ!」「この低価格、○分○○○円」・・・ヘルスの宣伝。
それまでは織田信長、豊臣秀吉といった歴史上の人物名を使っていたのがいつの日か実在の人名に、しかも中内の名前になっていたのだ。
しかも××ヘルスの宣伝。  ビックリするのはこっちだ!
その事実を社長の耳に入れた人がいた。(いらんことするヤツや!)
即、指示。「何とかシロ」と。

これは急がないといけない。
例え1分でも放っておくと何人かの人が見て笑いものになる。
大阪にいる秘書も飛んできたが、夕刻にならないとサンドイッチマンは出現しない。
どうしたものか? 取りあえず、広告元を抑えて辞めさせないと。

夕刻になり、秘書もつれて現地へ、いた、いた。
情報通りの看板を持っている。さっそくサンドイッチマンに声をかける。彼は何を間違ったか、客だと思い店へ案内してくれた。近くの雑居ビルの薄暗い階段を上がっていく、いわゆる風俗店なんて初めて、先方は全く客扱い「二名様ご案内・・・!」なんて言われて店内へ。
店長らしき人間が現れた。
こんな時、初めが肝心。大声は出さないまでも一発カマシてから、本題へ。意外と先方は簡単に折れて謝った。ここでダイエーの名前は神戸で変に轟いているので「ここで商売続けたいんやろ・・・」はキク。

だが、ここで大変なことになった。
同行した秘書クンが何を思ったか店内の写真を撮りだしたのだ。これには先方も怒りだした。セッカク話がつきかけていたのに!しかしここで写真を撮ったことを謝ってはいけない。こんな時の手は内輪モメ、相手が口出し出来ないほど、秘書クンをボロクソに長々と叱ることが一番。その強烈さに相手はビビルものだ。「もエーやんか・・・」とまで言わせればOK.

で、写真撮影をうやむやにして。
逆に即刻、看板を廃棄させることに、目の前で潰せとせまる。相手は雇われ店長、彼が困るのは営業停止。それ位は警察・保健所に言うだけで簡単に出来る。
営業停止をチラツカせながら目の前で看板を壊させて一件落着。

この時初めて、風俗店なるものの内側を見学した。
1坪くらいのスペースをカーテンで仕切って中でゴソゴソやっている。狭い店内にそんなスペースが10数室あって半分以上が埋まっているもよう。
効率はよさそう。しかしコンナンを警察や保健所、行政は何故OKしてるんだ! 

こんなことまでする神戸本店はやはり将軍様の「御庭番」か?

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